4月の法話集 ~失敗をプラスに転じる四ヵ条~


明るい電気のもとで、食事をしたり本を読んだり、街は美しい照明で昼間のようです。
電球を発明したのはエジソンだということはご承知のとおりです。エジソンは電球をつくるのに六千回失敗をくり返したというのです。そんなエジソンにある人が問いました。
「さぞ、がっかりされたことでしょう。」
ところが、エジソンの答えは、
「いやあ、六千の方法ではダメだということが分かったんですから、上々ですよ。」
この答えに、失敗から学んだとするエジソンの情熱を知って、誰もがおどろきました。やがて失敗を転じて発明王になったエジソンですが、その秘訣は四ヵ条ありました。 

一、失敗は敗北ではないという信念を持ち続けること。そして、何かを成し遂げようとするときは、失敗の危険をおかすことであると常に前進すること。
二、教訓を得たあと失敗は忘れ去り、よい方向に目を向けること。
三、努力し続けている限り敗北はない。全力を尽くしていれば失敗は恥ではない。目的もなく挑戦も冒険もせずに生きることこそ、恥ずかしいことだと、自分に言いきかせること。
四、失敗は自分で認めさえしなければ決定的なものではない。あきらめて、努力するのをやめない限り敗北者にはならない。  

そして、エジソンは言いました。
「人生における最大の失敗は努力をやめることである……。」と。



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