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其の十七


最近の景況 
(1)国内経済の動向 (内閣府「月例経済報告」・平成14年1月16日公表)

◎景況天気図
前月(雨)→→→今月(雨)

           我が国経済の基調判断

景気は、悪化を続けている。
・個人消費は、弱含んでいる。
・失業率がこれまでにない高さに上昇するなど、雇用情勢は厳しさを増している。
・輸出に下げ止まりの兆しがみられるが、生産、企業収益は大幅に減少しており、設備投資も減少している。

先行きについては、世界経済が同時的に減速するなど、懸念すべき点がみられるものの、アメリカを中心としてIT関連部門における在庫調整には進展がみられる。


(2)県内景気の動向 (県調査統計課・平成14年1月28日公表)

◎景況天気図
前月(雨)→→→今月(雨)

             概       況

大型小売店販売、乗用車販売は、前年水準を下回って推移しており、住宅建設は、前年割れとなりました。鉱工業生産は、9か月連続して前年水準を大幅に下回っています。また、有効求人倍率は、一層低下しています。
このように、県内景気は、引き続き低迷し、厳しい状況にあります。


個人消費
大型小売店販売は、11月は前年同月比4.5%減となり、8か月連続して前年水準を下回りました。業態別では、百貨店が同2.0%減、スーパーが同7.0%減となりました。商品別では、衣料品、飲食料品等が前年水準を下回りました。
乗用車販売は、12月は前年同月比3.7%減となり、2か月連続して前年水準を下回りました。車種別では、小型四輪、普通が前年水準を下回りました。

雇用情勢
有効求人倍率は、11月は前月に比べ0.01ポイント低下し、0.38倍となりました。

資料:「統計岩手①」2002.1 No. 343



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