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其の二十


景  況
1 最近の景況
 
(1)国内経済の動向(内閣府「月例経済報告」・平成14年4月10日公表)

 
 
 我が国経済の基調判断
  景気は、依然厳しい状況にあるが、底入れに向けた動きがみられる。
  設備投資は、大幅に減少している。失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。
 ・個人消費は、横ばいとなっている。
 ・輸出と生産は、下げ止まってきている。業況判断は、大企業においては下げ止まりの兆しがみられる。
 ・アメリカの景気回復の動きが、製造業を中心とした世界主要経済の生産回復につながりつつある。
 先行きについては、厳しい雇用・所得環境などが、今後の民間需要を下押しする懸念がある一方、対外経済環境の改善や在庫調整の進展が、今後の景気を下支えすることが期待される。
    
 (2)県内景気の動向(県調査統計課概・平成14年4月25日公表
 
概 況
 
 大型小売店販売、乗用車販売、住宅建設は、前年水準を下回って推移しています。鉱工業生産は、12か月連続して前年水準を大幅に下回っています。また、有効求人倍率は、依然として低い水準で推移しています。 
このように、県内景気は、低迷状態が長引き、一段と厳しい状況が続いています。
 
個人消費
 
  大型小売店販売は、2月は前年同月比5.6%減となり、11か月連続して前年水準を下回りました。
  業態別では、百貨店が同7.0%減、スーパーが同4.5%減となりました。商品別では、衣料品、飲食料品等が前年水準を下回りました。
  乗用車販売は、3月は前年同月比2.4%減となり、5か月連続して前年水準を下回りました。車種別では、小型四輪、普通が前年水準を下回りました。
 
 雇用情勢
 
    有効求人倍率は、2月は0.37倍となり、3か月連続して同水準となりました。
 
 
                        [統計岩手4月号No.346より]

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